第12回平和を願う市民のつどいinちば

第12回平和を願う市民のつどい市民のつどいinちばは11月14日に終了しました。以下は司会を担当してくれた村田マユコさんの手記です。

 

若者から紡ぎ出される言葉に勇気出される。

新型コロナ渦の社会の在り方を考える

若者たちから紡ぎだされる言葉に勇気づけられる

新型コロナ禍の社会とあり方を考える

    

 第12回平和を願う市民のつどい.inちばの集会が、11月14日千葉市生涯学習センターホールで開催されました。

「新型コロナ禍の社会の在り方を考える」をテーマに4名の若者をシンポジストにお迎えしました。自己紹介後、

市川さんの進行役で、いくつかの質問に答えながら盛んに意見交換がなされました。

 画一的な教育に疑問を感じ、高二の時クラウドファンディングで資金を募り、デンマークに単身視察に行った

杉村元さん。ピースボートで世界を廻り、格差や貧困を目の当たりにした杉村天さん。

辺野古埋め立ての県民投票を実現した元山仁士即さん。小学生の頃、担任教師の差別発言に抗議し、授業をボイコットしたことに始まり、社会運動を続けている菱山南帆子さん。

それぞれのタイミングでそれぞれの問題意識に突き動かされ自発的に行動しています。

 コロナ後の社会はどうあるべきか、というテーマ丘対しては、「明日はどんな一日になるか、わくわくして眠りにつけるような日々をつくりたい」と言う元さん。一部の権力者が優遇されるのではなく安定した経済が必須であり、ルールを妄信することに危機感を持つべきだと言います。南帆子さんはそんな元さんに「今日の一大事は、今までどこでも最年少だと思っていた私よりひとまわりも年下の元くんに出会ったこと!」とエールを送ります。天さんは地球環境を回復すること、貧

困や格差を解消することの重要性を語りました。私たちの日頃の消費行動が貧困国から搾取していることにまず気づくことが大切だと言うと、南帆子さんが暮らしから世界を見る、ことが大切だと付け足し、コロナ禍の女性の自死率の高さを、不自由な中でも笑顔で生活の工夫をすることを求められた「大政翼賛会」となぞらえて危供しました。そんな3人に仁士郎さんが「すごいと思う!僕は高校生までは野球部に専念して、皆のように不条理にも問題意識を持っていなかった」と打ち明けます。仁士郎さんは、沖縄で過去にハンストをした人の存在を知り、歴史の1ページに白分の行動が刻まれることで、未来の誰かにバトンをつなげるという思いで県民投票を求めてハンストに臨んだそうです。若者たちから紡ぎだされる言葉ひとつ

ひとつに勇気づけられるすばらしい時間でした。 

                                                【村田マユコ】



開催日時場所

2020年11月14日(土) 13:30~15:30

千葉市生涯学習センターセンターホール。

資料代500円